手紙を書いたよ。一ヶ所に着くたびに、手紙を書くよ。どうした。まさか届かなかったか。
届くのは届いたが、毎回も拝啓だけって、字体は少し変わったけど、でもさ、敷衍過ぎると思わない?ね、和蘇~彼は和蘇を揺れて、ま、まさか、俺と一緒に、つまらないと思う?
翊宣はずっとそのことを考えている。以前、和蘇と付き合う勇気を持つ人は少なかったので、和蘇は寂しさを感じた。だからこそ、彼は和蘇に恋をしてしまったのかもしれない。しかし、今の和蘇は違う。太子の冠りを取り去ると、外の人は誰でも和蘇の身分を知らない。この数年以来、和蘇は心をゆったりさせて、いろいろ新しい友たちを作った。とくに、永嘉の周懐杉という人、明らかに酒造り屋たったのに、優雅なふりをして、もっと怒されたのはこの二人の仲はあろうことか非常にいいだ。永嘉から送ったお酒を貯蔵するために、和蘇はわざわざ岐山に酒の穴蔵を掘った。周懐杉は和蘇の身分をしらなくて、ただ毎年、お酒を雍京の外においた住宅に送るたびに、あるお爺はそこに留守番する。
うん、ちょっとつまらない。翊宣は何を話したのは聞いていなさそうに、ただ彼にたやすく同調していた。翊宣は不安になって、今度は和蘇を目を覚まさせ、真面目な顔をして、和蘇を見つめている。本当?!ね、和蘇は本当に俺のことが嫌いになったか。捨てられてしまったと思ったから、翊宣は非常に焦っている。
先、和蘇はぼんやりして、何を言ったのは全然わからなかった。今、翊宣が泣きそうな様子を見ると、おかしいと思った。翊宣?大丈夫?私、先何を言ったか?
嫌いになったって。T____T
和蘇はちらりと思い出して、あ、そう?やっぱりないでしょう。
そんな~~君はきっとそう考えることがある!反論さえはっきりしないのに……
和蘇は白目をむいて何があったら、明日に話して?私はほん~~とうに疲れた。先に何を言ったのをまったく忘れちゃった。
嫌だ、嫌だ!はっきり言えよ。ねえ~和蘇、俺と一緒に暮れる時間は大変長過ぎて、もううんざりしたと思っていない?
和蘇は翊宣の額を撫でて、熱はないようだね。どうしたの?年末は忙しくて、めちゃくちゃになった?とつぶやいた。
翊宣は和蘇が罪がない顔を見ると、大変怒った、彼を何口も咬む気がある。
彼も変だと思う。始めた時、このような静かな生活がほしいけど、そのままに五年を過ごして、急に不安になってきた。集める時より、離れる時はもっと長い。こんなままにしたら、和蘇は飽きると思うかもしれない。
彼は雍京の宮殿で働いて、毎日早朝しているか政務を処理しているかだ。たまたまに、暇があったら、和蘇を思うとずいぶん満足する。しかし、和蘇が違う、神宮で仕事がいっぱいあるけど、自分は子供から未来の王として育ってきたので、実にたいしたことはない。彼は暇がきっと多くて、きっと岐山が退屈だと思ったから、外に見物するに興味をもっている。
和蘇、ねえ~和蘇……
話がまだ終わらないと、翊宣の口が和蘇のキスに閉じ込められた。
冷たくて、柔らかい。お茶の香りもある。しかし、翊宣はこのキスを深める時、和蘇は後ろにちらりと避けて、自分は寝返りをうってまた眠る。翊宣は彼の肩に寄り、和蘇、俺は捨てられた。うう~和蘇……
和蘇は目を開けないまま、ただ翊宣の手を肩から自分の胸に引き寄せて、優しい声で話す。いい加減にしてよ、明日は帰京するつもりで、早く起きなきゃ……
何?どうして帰京するつもり?和蘇の声は優しくて、翊宣はやっぱり騒がなくなって、和蘇を抱き、眠気でほうっとする。
約束したんだ。彼はお酒を送っくる。そうそう、明日は朝服を着ることができないよ。
はいはい、じゃ~誰と?
懐杉だ。
雍京の正陽門を守る兵士は来る者が持ってきた札を見ると、さっぱり通過を許した。目の前で立っている美しい御曹司は札をもらい、また五銭の銀貨を兵士に渡った。そして、和蘇はかすかな微笑みが浮かんでいる。どうもありがとうございました。話した後、お前は俺に二百金を借りているんだという顔をしている華麗な服を着ている貴公子を連れて、町に入った。
あの時の兵士は少しぼっとして、あの二人の姿は遠くなっても振り返ってちらりと見っている。
ううわ~こんな美しい人を一度も見たことはなかった。
第89章
恋耽美